フリーワード事務所検索
ykさんの質問

ダブルワークの社会保険加入
現在、夫の扶養に入ってる雇用保険加入のパートタイマーです。来年の10月から社会保険加入の基準が変わりますが、扶養に入ったままダブルワークをしたいと思っています。会社に聞いた所、ダブルワークはいいけど106万越えたら社会保険加入になると言われましたが現在、本業で103万以内に押さえている場合 副業先の収入入れて130万以内なら新制度が始まっても扶養のままいけるんでしょうか?
投稿日時:2015-12-02 10:59:29 | 最終回答日時:2015-12-20 21:22:35 | 回答数: 2
労務サポートサービス写真
労務サポートサービスの回答
「年収の壁」と社会保険適用拡大について
103万円、106万円、130万円という「年収の壁」はそれぞれ全く別の基準なので整理して考える必要があります。

まず、103万円は所得税法上の配偶者控除を受けることができる当該配偶者の年収の上限になります。つまり妻であるあなたの年収が103万円以下であれば夫の所得税を計算するときに合計所得金額から38万円(あなたが70歳以上の場合は48万円)の控除をして計算できることになります。
https://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1191.htm

次に130万円についてですが、これは国民年金第3号被保険者になるための所得基準で、第3号被保険者は第2号被保険者(厚生年金被保険者)の被扶養配偶者でなければならず、被扶養配偶者と認められるためには年収130万円未満(あなたが60歳以上等一定の場合は180万円未満)でなければならない、というものです。
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g3/cat320/sb3160/sbb3163/1959-230

最後に106万円について。これは、現行は週所定労働時間が30時間以上の場合に社会保険(厚生年金保険、健康保険)の被保険者になるというものが、来年10月から社会保険の適用拡大に伴う基準として、
 ①週所定労働時間が20時間以上
 ②賃金が8.8万円以上
 ③1年以上勤務見込みがある
 ④学生は適用除外
 ⑤企業規模501人以上
の5つの要件を満たしている場合には厚生年金保険(国民年金第2号)被保険者及び健康保険被保険者になるというものです。そして8.8万円×12か月=105.6万円≒106万円ということで、106万円と言われています。なので、上記①~⑤の基準を満たした場合にはあなたのすべての年収を合計して130万円未満であったとしても、夫の扶養から外れてあなた自身が社会保険(厚生年金保険、健康保険)の被保険者になるということになります。ただし、収入については合算するのではなく、それぞれ勤務している事業所で判断します。
なお、この「賃金8.8万円」については注意が必要です。この「8.8万円」というのが、「報酬」のことをいっているのか、「標準報酬」のことをいっているのかが現在のところ分からないからです。過去の厚生年金保険法や健康保険法における「賃金」と言われているものはほとんど「標準報酬」のことでした。そして健康保険法上の「標準報酬8.8万円」は「報酬金額8.3万円以上9.3万円未満」となっています(厚生年金保険法の標準報酬の最低額はいまのところ標準報酬9.8万円(報酬金額10.1万円未満)で、もしかするともう一つ金額の少ない「標準報酬8.8万円」が新たに設けられるかもしれません)。仮に「賃金8.8万円」とは「標準報酬8.8万円は報酬金額8.3万円以上9.3万円未満として、標準報酬8.8万円以上」だった場合には、8.3万円×12か月=年収99.6万円以上であれば、(年収が106万円でなくても)②の条件を満たしてしまうことになってしまいます。
「賃金8.8万円」の解釈についてはあくまでも私の個人的な想像でしかありませんので、来年10月の法施行に向けて厚生労働省や日本年金機構からの情報に対してアンテナを張っておき、1)「賃金8.8万円」は「報酬」か「標準報酬」か、2)仮に標準報酬だった場合には「標準報酬8.8万円とは、何円以上何円未満の報酬のことをいうのか」を把握する必要があります。
回答ありがとうございます。3つの壁がそれぞれ別の基準というところで少し混乱していましたがとても良くわかりました。もう一度自分の勤務体制を見直してみようと思います。
10人がこの回答を「役に立った」と評価しています。

回答日時:2015-12-20 21:22:35
労務サポートサービスへのお問合せ
事務所名労務サポートサービス(ロウムサポートサービス)
代表者名松岡 利史(マツオカ トシフミ)
住所
〒585-0053
大阪府南河内郡千早赤阪村小吹68-408
アクセス河内長野駅よりバス15分
連絡先0721-70-2121(お電話の際、「社労士インフォセンターを見た」とお伝えください!)
詳細ページ詳細ページへ

NoPict
佐藤労務指導事務所の回答
ダブルワークの社会保険加入
ご回答します。

来年10月施行の法律で、パートタイマー等の社会保険加入要件がかわります。次の要件をすべて満たした場合には社会保険に加入しなければならなくなります。

①週の労働時間が20時間以上
②月額賃金8.8万円以上(年収106万円以上)
③勤務期間1年以上
④従業員(※)501人以上の企業
⑤学生でないこと

よって、上記をすべて満たせば、パート等でも社会保険に加入しなければならず、ご主人の扶養から社会保険上は外れなければならなくなると考えます。

副業があるようですが、副業でも会社勤めで同様に106万円以上あれば社会保険に加入しなければならず、この場合には「二以上事業所」の届をそれぞれの会社の管轄の年金事務所へ会社経由で届出をし、社会保険料は、それぞれの事業所から受ける報酬に応じて案分して支払うことになります。

因みに、あなたの言う103万円は所得税のかからない基準ですので社会保険とは切り離して考える必要があります。現在でも103万から130万未満までの方で、社会保険料扶養となっているが、所得税上は扶養となっていない方もいます。

ご質問の件の「本業で103万以内に押さえている場合 副業先の収入入れて130万以内なら新制度が始まっても扶養のままいけるんでしょうか?」については、本業だけでなく副業等も含めて103万円が所得税の扶養になれる基準であり、本業と副業を合せて130万円未満が社会保険の扶養になれる基準ですので、所得税は本業と副業の合計が103万円を超えれば扶養ではなくなります。

所得税にかんしては、本来社労士のお答えする職域では無いのですが、社会保険に関することがメインの質問と理解し、お答えしました。
大変わかりやすく説明して頂きありがとうございます。ずっと疑問に思っていた事がはっきりわかりました。やはり会社が言ってた事が違うようなのでこの回答をもとに確認してみようと思います。
7人がこの回答を「役に立った」と評価しています。

回答日時:2015-12-11 20:01:29
佐藤労務指導事務所へのお問合せ
事務所名佐藤労務指導事務所(サトウロウムシドウジムショ)
代表者名佐藤 洋(サトウ ヒロシ)
住所
〒153-0044
東京都目黒区大橋2-12-14
アクセス渋谷駅より徒歩15分
連絡先03-3466-1190(お電話の際、「社労士インフォセンターを見た」とお伝えください!)
詳細ページ詳細ページへ